「発達障害」を考える①(一般質問報告) 〜 横須賀市議会議員 堀りょういち

子育てパパ33才、横須賀市議会議員の堀りょういちです。

11/27(金)から始まった横須賀市の12月定例議会。
初日の一般質問で、堀りょういちは5回目の登壇をしました。

一般質問は、市長や教育長と一対一で政策を議論できる貴重な機会です。私は毎回必ず一般質問をするようにしています。
(昨年9月の議会で一度逃してしまって、心底後悔して以来、すべての機会に手を上げ続けています。)

今回、私は「発達障害」のテーマに絞って質問を行いました。

いつもであれば2,3のテーマを質問するのですが、発達障害についての論点が非常に多く、1つに絞りました。
(実際はそれでも収まりきらなかったので、だいぶ内容を削りました。)

質問の概要は以下の発言通告書をご覧ください。

発達障害は生まれつき脳の発達に遅れや偏りがあり、日常生活に支障をきたしている状態です。

対人関係やコミュニケーションに問題を抱えたり、落ち着きがなかったり、仕事や家事をうまくこなせなかったりと、症状には個人差があり、一人ひとりの症状に合わせた支援や治療が求められます。

現在、発達障害の有病率は増加し続けており、10人に1人が発達障害と言われています。

発達障害が増えているかどうかは全国的な疫学調査が行われていないこともあり、断定することはできません。
しかし、文部科学省が2012年に発表した調査結果によると、全国の公立小・中学校の通常学級に在籍する児童生徒のうち、発達障害の可能性があるとされた小中学生は6.5%にのぼるとされています。何らかの発達障害の可能性のある生徒は、40人学級に2~3名いる計算になり、決してマイノリティとは言えない数字であることが分かります。

発達障害の有病率が増加する背景には、診断基準の変更や認知度の向上などが原因の一つとされていますが、それに加え、現代日本社会が、多様な個を受け入れるおおらかな社会から、ひとつの規格化された社会へとなりつつあり、そうした社会に生きづらさを抱える人が増えていることも背景にあるのではないかと言われています。

発達障害の特性を備えていたとしても、社会で生きていくうえで困りごとがなければ、それは「個性」であって「障害」ではありません。
発達障害の有病率が増えている背景には、私たち、特に子どもをとりまく環境の変化が深く関わっていると言われています。

このように、発達障害の支援を考える際には、社会のあり方そのものを問うことが必要です。

しかし、実際は地道な取組を積み重ねていくことでしか、社会のありようを変えていくことはできません。

そこで、次回以降、少し細かくなりますが、具体的な政策について、私が提案したことを紹介していきます。
今日はここまで。

☆当日の一般質問の動画は下記URLから見ることができます。
1時間45分くらいのところが私の質問の回です。

https://smart.discussvision.net/smart/tenant/yokosuka/WebView/rd/speech.html?year=2020&council_id=59&schedule_id=3&playlist_id=0&speaker_id=0

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