町内会に「国際部」?!

こんにちは。横須賀市議会議員の堀りょういちです。

地元の馬堀海岸の自治会で「国際友好部」を立ち上げて、外国人の方と積極的に交流をしていると聞き、

これはぜひお話を聞きたいと、今日行ってきました。

 

お話をいただいたのは、シーハイツ1丁目自治会

馬堀海岸1丁目の自治会です。

 

馬堀海岸の団地は53年前に誕生し、そこにファミリー世帯が住み始めました。

そして現在、子や孫の世代がこの馬堀海岸を離れ、結果的に米軍の方向けの賃貸住宅(いわゆる米賃)が増えている状況です。

馬堀海岸1丁目の自治会が独自に集計したところ、全世帯中、実に23%が外国の方が住んでおり、年々増加しているとのこと。

 

そんな中で国際友好部が立ち上がった経緯には、日本人と外国人それぞれのキーパーソンがいたことが大きいと思いました。

一人は、外資勤務の経験があり英語が堪能な町内会の役員の方で、ゴミ出しルールを外国の方が守らないケースが多いということで、トラブルも多い中で、英語のパンフレットを独自で作成して配るなど、独自の活動をしました

一方、馬堀海岸地区をこよなく愛していた通称ジムさんが、馬堀海岸に住む米軍やその関係者を対象にしたFacebookグループ(現在は登録者561名!)を作り、国際友好のためのコミュニケーション基盤を作り、外国人側の調整役を担ってくれました。

 

国際友好部での取り組みは大きく二つ。

一つは町内会行事への参加勧誘です。

コロナ前までは、餅つきや夏祭り(盆踊り)をやっていて、外国の方には非常に人気が高かったそうですが、町内会役員の高齢化やコロナの影響もあって現在は実施していないそうです。

その他、避難訓練や月1回の海岸清掃ボランティアにも外国の方の参加があるそうです。

 

英語での表記が欠かさず入っています。こうした配慮ができる町内会は珍しいです。
地震や津波などへの防災・減災については外国の方も関心が高いようです。 外国の方の視点に立った災害対策については改めて考える必要性があると感じました。

 

もう一つの取り組みが、外国慣習への協力です。

最初は、外国人居住者から「ハロウィンやるけど、一緒にどう?」と言った、ごく個人的なお誘いだったそうです。

その後、日本人世帯でもお菓子を配ったり、もらいに行く人が増えたこともあり、町内会間をトイレとホットドリンクサービスとして開放。

これが拡大して10年が経った今、シーハイツ1丁目自治会にとってハロウィンは一大行事へとなっており、町外からも人が来るようになり、500名を超える参加があるとのこと。

ベースでもハロウィンをやっていますが、「ベースは人が混んでいていやだ」「近隣の人と仲良くなりたい」という理由から広がりを見せているようです。

 

お菓子を配ってくれる家には事前にこれを配布。目印に。
案内はもちろん日英両方を用意。
お菓子を配るなど協力してくれる住宅に目印をつけた地図を配布。協力は2丁目、3丁目にも広がっているとのこと。

 

このようにユニークな取組みで盛り上がりを見せているわけですが、一方で深刻な課題もあります。

先ほどお伝えしたように、団地ができてから53年が経ち、当時入居してきた世代は70代、80代と高齢化し続けています。

一方で米賃が増え、若い日本人ファミリーの入居はなかなか進まないという、世代的に非常に歪な構造になってしまっています。

 

町内会としてもいろいろやりたい活動があっても、担い手不足からどうしてもできない。

そうすると、ゴミ捨ての輪番など、日常的な町内会活動や地域活動にいかに関わってもらうかということになり、そこが最大の課題であるそうです。

市としてこの辺りにどのように協力していけるか、考えていく必要があるのではないでしょうか。

 

■まとめ

少子高齢化が進む一方で、米軍関係者のみならず、外国につながりのある方の数は増加傾向にあります。

そんな中で、文化等の違いからトラブルが発生することも少なくありません。

特にゴミの捨て方に関しては、「なんとかしてほしい」という意見は多くあります。

市は英文のゴミ案内パンフレットを作成し、配布などもしていますが、ゴミを捨てる場所がどこなのかとか、どのように捨てるのかということについてはそれぞれの地域のコミュニケーションが大事になってきます。

しかし、コミュニケーションと言ってもそう簡単ではないですよね。

「困っているからルールを徹底してほしい!」というような要求型、一方的なコミュニケーションは、話をする側も、話を受ける側も気持ちが良いものではありません。

結局お互いに溝を作るだけです。

 

そこで、シーハイツ1丁目自治会さんの取り組みのように、日頃の活動やイベントに積極的に外国の方をお誘いするようなポジティブな関わり方が大切になります。

何か新しいことをやるのではなく、既存の地域活動に一人でも外国の方に参加してもらって、その人をキーパーソンに、地域内の外国の方とのコミュニケーション機会を探っていくことが大切なのだろうと思いました。

 

もちろん言うは易しですが、外国につながりのある方の割合は増え続けていることも事実です。

シーハイツ1丁目自治会さんの取組みが、市内の他地域の活動に新たな可能性を見出せればと思います。

 

外国につながりのある方もない方も関係なく、互いに信頼し合うまちづくりを進めることが大切だと思っています。

横須賀市の議員として、できることを考え、実践していきます。

 

お話を聞かせていただき、ありがとうございました!!
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