こんにちは!市議会議員の堀りょういちです。
先の横須賀市議会の補正予算議案で、上町にある商店街への支援を行う議案が可決されました。
背景にはうわまち病院の移転があります。
今年3月にうわまち病院が久里浜に移転したことで、関連の医療系店舗も移転。
人流が約3割落ち込んだと言われており、上町地域の商店街には大きなダメージとなりました。
現在、その跡地活用に向けて看護系の大学を設置する方向で検討が進められていますが、
令和12年頃設置の予定になると言われており、それまでの期間の限定ということで横須賀市は支援を想定しているようです。
支援内容は大きく2つ。
1つは人流回復と消費促進の取り組みとして、商店街店舗の利用促進をしていくこと。
具体的にはプレミアム付与事業の実施や、商店街マップを作成するなどして、うわまちの周遊を促進することです。
もう1つは旧病院駐車場を利用したにぎわいづくり。
病院跡地の解体が始まるまでの数年間、遊休地となる旧病院駐車場をイベント などで利用しにぎわいを生むことができるよう、利用環境の整備をします。
トイレの確保、貸し出し備品の整備などを行い、商店街等と連携してイベントを頻繁に行なっていくことに。
また、駐車場の一角を遊具広場として整備し、子どもたちが日常に訪れる場所を作るとのこと。
この議案に対して最終的に私は賛成をしましたが、委員会審議中、厳しいコメントを幾つかさせていただきました。
上町地域の商店街のみならず、全国の商店街は衰退傾向にあり、その在り方が問われている現状です。
その中でもし特定の商店街を支援するというならば、ポイント加算のような短期的なもので依存的なものではなく、横須賀市として商店街の未来をどのように捉え、まちづくり全体の中での商店街という大きな視点の中から支援策を考えていく必要があるのではないでしょうか。
確かに公共施設の撤退の影響は大きいかもしれません。しかし、それを乗り越えるための取り組みを本来するのは商店街自身であり、行政ではありません。
商店街再興に欠かせないのは「主体性」と「継続性」です。商店街あるいは各店舗がいかに主体的に商店街を盛り上げようと努力するか。
そうした商店街の主体性・継続性を生むための取り組みこそが真に必要な支援ではないでしょうか。。
堀は今年後半はいくつか商店街を見学に行って、12月議会の一般質問をする予定でいます。
私は商店街は少子高齢化の今の時代だからこそ必要であり、地域のコミュニティの場としても重要な役割を果たすと思っています。
皆さんはどのように思いますか??