こんにちは!堀りょういちです。
今日は母校である県立横須賀高校の入学式でした。
市議会議員になり、コロナが明けてからお声をかけていただくようになり、毎年楽しみに参加しています。
今日は晴天にめぐまれ、桜の花も喜んでいます。
今年の全日制の入学生は278名。80期生です。
自分が57期生なので、23才・・・。
そんなに時が経ったのか。
あの頃23個上の人なんて言ったら、すっかり老成した立派な大人というイメージだったのだが・・・苦笑。
新入生の威風堂々たる立ち居振る舞いや、在校生による校歌紹介も素敵でしたが、今回は校長のあいさつがとても印象的でした。
それは、「薩摩の教え」というもの。
薩摩は、現在の鹿児島県、島津藩の薩摩の事です。
幕末〜明治の時代に多くの人材が活躍したことは有名ですが、
そこで人を評価する際の指針として教えがあるというのです。
高く評価する人の順で、
「一、何かに挑戦し、成功した者
二、何かに挑戦し、失敗した者
三、自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者
四、何もしなかった者
五、何もせずに批判だけしている者
(六、批判をし、人の足を引っ張る者)」
なのだそうです(校長はおそらく学校の5段階評価と合わせたのか、あえて六を語りませんでした)。
私がこの中で特に良いなと思うのは、3、4、5よりも上位に2の「失敗した者」が入ることです。
多くの人が失敗を恐れて、挑戦することを避けます。
しかし、本当の高みは挑戦することなしに見ることはできません。
一塁ベースを離れなければ二塁ベースに辿り着けないように、
安全な場所(コンフォートゾーン)から離れる勇気がなければ次には進めないのだと。
高校生にこの言葉がどのように響いたかなと思う一方で、自分自身にも痛烈なメッセージとして刺さりました。
日々様々な選択を迫られる中で、安心・安全な選択肢ばかりを選んでいないかと。
横須賀のために、未来のために、最適な選択をしているのかと。
「薩摩の教え」。いつでも参照できるところに書き留めておきたい名句です。
※調べると薩摩の教えには「~男の順序~」という副題がついているようです。
今の時代では男も女も関係ないので、ここは無視して良いのかなと思います。