【PTA会長になりました】
今年度から娘の通う小学校のPTA会長になりました。先ほど入学式で挨拶を終えて少しホッとしているところです。
PTAは大きな変革期にあって、町内会などの団体と同じく、その在り方が大きく問われています。
一方、地域で子どもたちを見る力が失われている中でPTAは必要とされている側面も。
まだ何ができるかは分かりませんが、頼もしい仲間たちと楽しく、そして誠実に取り組んでいきたいと思います。
ーー以下は、私が挨拶でお話ししたこと(しようとしたこと)です。
皆さんおはようございます。
今年度から会長になりました堀遼一と申します。
ホーリーと呼んでくださいね。
まずは新一年生のみなさん、ご入学おめでとうございます!
ちょっと聞かせてもらえるかな。
ぴーてぃーえーって聞いたことあるよっていう子、どのくらいいますか?
はい、PTAというのは、お父さん、お母さん、先生、地域の人が一緒にになって学校を良くしていこうというチームのことです。
みんなが毎日を楽しく過ごせるように、とってもたくさんの大人の人が力を合わせて頑張っています。
今日、私から1年生のみんなに一つだけ覚えてほしいことがあります。
それは、これからの学校生活で困ったり、悲しい気持ちになったりするようなことがあったら、周りの大人の人に相談してねということです。
学校生活は楽しいことや面白いことでいっぱいです。
でも、時には嫌な気持ちになったり、モヤモヤしたり、悲しくなるようなこともあると思います。
そんな時は、自分で抱え込むんじゃなくて、先生とかお父さんとかお母さんとか、地域の人とか話しやすい人に話してみてね。
大人の人たちはきっと味方になってくれると思うからね。
みんなが6年後卒業する時に、公郷小学校で良かったと思えるくらい、楽しい思い出をたくさん作ってくれることを願っています。
さて、保護者の皆さん、お子様のご入学おめでとうございます。
これから学校でお子さんがどのように成長していくのか、期待に胸が膨らむ一方で、
お子さんが安全に通えるのか、いじめにあったりしないかなど不安な気持ちもあると思います。
私たちPTAはそんな不安な気持ちを少しでもなくして、
お子さんたちが安心してのびのびと成長できる学校生活を目指して活動しています。
活動の一部を紹介しますと、早速明日からは見守り活動として、
登校時の交通事故が起きやすい場所にボランティアの皆さんに立っていただく予定です。
PTAとして最も大きなイベントは秋に開催する「ぎんなんフェス」です。
昨年はダブルダッチのプロチームを招待しての体験会や、
隣の県立工業高校の生徒による工作体験、
町内会・自治会等による昔遊びやゲームなど、
地域の皆さんが力を合わせて子どもたちの思い出に残るものを企画・運営しています。
その他、保護者と教師の皆さんとの交流の機会や、保護者の皆さんの要望を学校に届ける活動なども行っていく予定です。
このようなPTA活動ですが、自分も何かやらされるのではないかと身構えている方は多いと思います。
しかし、公郷小PTAは2年前から義務から任意加入制度に移行しました。
それに伴い、従来の委員会制度を廃止し、役員は会長と副会長・会計・会計監査のみで、
それ以外の方は必要な時に必要な人数に参加してもらうサポーター制度となっています。
昨年のぎんなんフェスも、明日からの見守り活動も、皆さん自ら手を挙げて参加してくださって成立しています。
皆さん多くが共働き家庭、あるいは単身家庭です。
お忙しいと思いますが、PTA活動に少しでも力を貸していただけたらと思います。
最後に、先ほど、子どもたちに周りの大人に相談してねと言いましたが、
そもそも地域で子どもたちを見れる方も少なくなってきています。
学校の先生も働き方改革の真っ最中で、なかなか動けません。
私たち大人も日々の暮らしで精一杯です。
そんな中で、私たち大人は子どもの小さな声を聞けていますでしょうか。
余裕なくて心無いことを言ってしまうことはないでしょうか。
子供はそういうものだと決めつけて、大人が考える子供の幸せというものから逆算して考えていないだろうか。
私たちはいつまでも子育てについては素人です。
だから、時には支え合い、力を合わせることが大切だと思っています。
公郷小PTAがそのようなみなさんの繋がりの場となれたらと思っています。
公郷小PTAは、PTA加入の方も非加入の方も、区別することはいたしません。
共に公郷小学校に在籍するすべての子どもたちのために、
益山校長をはじめとした教職員の皆様と共に公郷小学校を最高の学校にしていきましょう。
長くなってしまいましたが、ご家族皆様の健やかな毎日を祈念申し上げましてPTA会長のご挨拶とさせていただきます。