こんにちは。横須賀市議会議員の堀りょういちです。
2025年度予算が可決され、その中でホーリーが注目する事業をピックアップしてご紹介しています。
今回は学校給食費。
以前、学校給食費の増について皆さんにご説明しました。
物価高騰の影響を受けている学校給食について、今後も子どもたちに質や量を損なわないようにするため、
給食費を引き上げることになりました。
しかし、保護者負担の急激な増加を避けるため、増加分は市が負担することとし、保護者負担額は変わらないようにしました。
※出典:横須賀市2025年度予算案概要より
下記は今年度開催された総合教育会議の資料からの抜粋です。
実はこれまでも給食費は毎年少しずつ増加していました。
しかし、国からの交付金を補填していたので、市の自己負担はありませんでした。
来年度は市の負担で給食費を引き上げ、保護者の負担は増えないようになるのですが、では令和8年度以降はどうなるのでしょうか。
前年ながら今後も物価上昇は続いていくと想定されており、令和6年度と比べると令和7年度は6.7%、8年度は9.5%、9年度は16.2%と予想されています。
つまり、今年度給食費を引き上げたけれども、今後の物価上昇に合わせていくならばさらなる引き上げも今後検討していかなければいけないということです。
横須賀市としては令和8年度以降の方針については示しておらず、物価の推移を見て検討・判断していくことになるだろうと思います。
その際の保護者負担がどうなるのかというのは引き続き考えなければなりません。
国では給食費の無償化が議論されています。
給食が子どもたちの栄養、食育の観点などからとても大切であるということは、地域で変わるものではありません。
国としてぜひ前に進めてほしいと考えていますし、必要なら市として要望を出していくことも重要だと思います。