昼のランチタイムと夜のお風呂は限られた読書タイムで、なるべくこの時間は本を読むようにしています。
(とはいえ会食だったり、子どものお風呂だったりでままならないことの方が多いのですが汗)
今日ランチタイムに読み終えたのが
です。
前職、自殺対策に資する行政の取り組みとして、長野県小諸市が、不登校の児童生徒向けにアニマルセラピーを行っているという話を聞き、小諸市の動物愛護センターに直接見学に行かせてもらったことがありました。
子どもが直接生きているものに触れ、その温もりを知り、少しずつ心を開いていくーーー。
動物のもつこの不思議な力に驚かされました。
また、小諸市では当日介護施設に動物を派遣するということもやっていて、動物の存在が多くの方の成長や癒しにつながっていることを知りました。
もちろん、動物嫌いな人がいますし、アレルギーがあって近づきたくないという人もいます
万人に対して癒しになるわけではないですが、大きな効果がある人も少なからずいるということです。
こうした興味関心から本書を手に取ったのですが、主に教育や福祉分野における動物介在、実際に動物介在活動が人に与える影響の研究結果などが紹介されていました。
直ちに横須賀市で実践できるというものは少ないですが、多くのヒントを得ることができました。
犬や猫でなくても良いと思うのですが、生き物、それこそ鳥や昆虫、草や木など、生命に触れる。
その中で人と自然、地球のつながりを感じることのできる感性。こうしたものを育む環境が減ってきているように感じます。
大塚氏は「センス・オブ・ワンダー」を育むことの重要性を説いていますが、私もこのような問題意識から、よこすかプレーパークを開いています。
子どもたちの感性を育み、また、傷ついた心を癒すための「生」との触れ合いという経験の必要性。
横須賀の子どもたちのウェルビーイングを考える上で、重要な示唆を得ることができました。