今日は昨年から横須賀市が開催する「YOKOSUKA消防パレード2023」に伺いました。
これまで、年始の消防イベントといえば「出初式」で、うみかぜ公園の芝生で開催していました。
市内の消防団員が一同に介して行進をし、表彰を受けたり、関係者の挨拶等がありましたが、コロナ禍で密を回避する必要性がありました。
そこで、昨年2022年から「消防パレード」として、横須賀中央駅前大通りに消防車両が大集合し、パレードを行うことになりました。
結果的に出初式よりもはるかに多くの人が集まりました。去年よりも今年はさらに多かった気がします。
通常、表舞台に立つことがない消防や救急の職員や消防団員が多くの人から拍手を持って迎えられる機会は貴重であり、皆さんに大きな勇気を与えるものだと思います。
また、皆さんの輝かしい姿を見た子どもたちが、将来人の命を救う仕事をしたいと思ってくれるかもしれません。
このような意味で、市がイベントを消防パレードに切り替えたことは大きな成功だったのではないかと思います。
新型コロナウィルスは私たちの生活に暗い影を落としました。
決してコロナの存在は肯定されてはいけませんが、しかし、コロナの影響によって私たちの「常識」や「慣習」に良い意味での見直しがあったことは間違いありません。
コロナ禍で学校での授業が止まってしまうということで、GIGAスクール構想という一人一台端末の普及が進み、教育のICT化が一気に進みました。
長時間の密を回避するということから、定例で行われていた無駄な会議やイベント等の削減が進みました。
コロナの存在がなければ、消防パレードは行われなかったかもしれません。
私たちの身の回りの環境は、明らかに大きく、そして急速に変化しています。
変化を受け入れ、力に変えていく。
これからの行政や議会に強く求められていることではないでしょうか。
常識や慣習に捉われることのない視座を養っていきたいと思います。