子育てパパ33才、横須賀市議会議員の堀りょういちです。
昨年の12月議会で、スカジャンの展示会を横須賀美術館で開催することを市長に提案しました。
1年後の今日、総務常任委員会にて改めて担当部課に検討状況を確認したところ、
「2022年以降の開催を目指して」進めているという報告をもらうことができました。
スカジャンの魅力、横須賀の魅力を市内外に広めたいと思う立場としては大きな前進であり、嬉しい報告でした。
加えて、スカジャンの魅力や歴史を発信することについても、
「スカジャンを通して横須賀の魅力に気づいてもらうこと」が大切だとして、
スカジャンの生い立ちや歴史から関心を持っている「ディープなファン」と、新たな魅力として、ファッションの一部としてスカジャンを着る「ライトなファン」両面へのアプローチを考えて、商店街と連携しながら検討を進めているということでした。
具体的にどのような形になるのか、楽しみに待ちたいと思います。
引き続き、市の進捗を確認してまいります。
★スカジャンとは?
スカジャンは、第二次世界大戦後間もない頃、横須賀米軍基地で日本駐留のアメリカ軍兵士達が、帰国時の記念、お土産として鷲・虎・龍などの日本をイメージする柄を刺繍したのが始まりと言われています。食料も物資も乏しい時代に、考えて生まれたのがスカジャン。戦後日本人がたくましく生き抜いて生きた証でもあります。
1970年代後半には、ファッション誌や映画などでスカジャンが取り上げられることが増え、近年ではパリコレクションで海外の有名ブランドがこぞってスカジャンを起用するなど、注目が集まっています。
ここ横須賀市においては、2018年2月にドブ板通り商店街振興組合が「スカジャン発祥の地」を宣言。市内外に強く発信していくことが謳われました。また、今年、日本の伝統工芸品として2020年東京オリンピック公式スカジャンが製造、販売され、全国から注文が集まりました。
(来年はこのスカジャンを着て、みんなで選手の応援ができれば良いのですが…。)
★美術館での開催について
スカジャンの中には、特に価値があるとされる年代物、いわゆるビンテージのスカジャンがあります。
特に50年代までのスカジャンについては、100万円以上の金額で取引されているものもあるそうです。
しかし、残念ながら市は保有しておらず、横須賀市内にもほとんど残っていないということです。
一方で、国内外には熱心なスカジャンコレクターがいて、雑誌等でその作品の一部が公開されています。
そこで、このようなコレクターやスカジャン販売店と連携し、スカジャンの展示会やトークイベントを横須賀美術館で開催できないか、と考えました。
それによって、スカジャンの奥深さ、世界観を直接的に訴えることができ、ヨコスカがスカジャン発祥の地であることを力強くPRできると思います。