※要点だけ知りたい、という方は、最後の「▼まとめ」を読んでください。
※フルバージョンはぜひ当日の動画をご覧ください。堀の出番は1時間15分あたりです。(令和元年12月定例議会11月28日本会議)
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▼スカジャンとは?
スカジャンは、第二次世界大戦後間もない頃、横須賀米軍基地で日本駐留のアメリカ軍兵士達が、帰国時の記念、お土産として鷲・虎・龍などの日本をイメージする柄を刺繍したのが始まりと言われています。
1970年代後半には、ファッション誌や映画などでスカジャンが取り上げられることが増え、近年ではパリコレクションで海外の有名ブランドがこぞってスカジャンを起用するなど、注目が集まっています。
ここ横須賀市においては、昨年2018年2月にドブ板通り商店街振興組合が「スカジャン発祥の地」を宣言。市内外に強く発信していくことが謳われました。また、今年、日本の伝統工芸品として2020年東京オリンピック公式スカジャンが製造、販売され、全国から注文が集まっています。
そもそもファッションアイテムの名前に地域名が入っているものは殆どありません。シティプロモーションに積極的に活用すべきだと考えます。
▼堀りょういちの提言と市長の回答
Q.今後、観光やシティプロモーション等の観点から、スカジャンをどのように発信し、地域活性化に繋げていこうとお考えでしょうか。
Q.市のホームページ等にスカジャンの情報発信基地を作り、スカジャンの歴史や魅力を発信すべきと考えますが、いかがでしょうか。
→市長「スカジャンは横須賀が発祥の地であり、世界的に知られている存在。積極的にシティプロモーションに活用する。意外とスカジャンが横須賀発祥と知らない人も多いと思われる。今年の10月からスカジャンが東京オリンピック2020の公式商品になった。これは世界に発信する絶好の機会。多くの方に購入してもらうことを期待している。また、2021年以降はこれを土台に、スカジャンと言ったら横須賀のスカジャンが本物と知ってもらえるように定着させていきたい。そのために、提案いただいたホームページはもちろん、スカジャンのストーリーや歴史を紹介し、広く強く発信したい。」
→堀「食料も物資も乏しい時代に、考えて生まれたのがスカジャン。戦後日本人がたくましく生き抜いて生きた証でもある。改めて思いを聞かせてほしい」
→市長「私、5着持ってます。関西に行くと、電車の中で阪神ファンが半纏着て平気で歩いている。このようにスカジャンもできたらと思う。議員も職員も着て。職員も冬は全部スカジャンだなど、これは当選した時に言ったけど全然相手にされなかった。むしろ議員から条例作ってやってもらいたい。どんな場面でもやりましょうよと言ってもらいたい。」
→堀「業務において市職員がスカジャンを着用できるようにしていただきたい。」
→市長「公式の場面では難しいかもしれないが、できるだけ、すすめていきたい。」
Q.コレクターやスカジャン販売店と連携し、横須賀美術館などでスカジャンの展示会やトークイベントを開催する機会を作るというのはいかがでしょうか。
→市長「昨今、様々なアパレルメーカーもオリジナルスカジャンを出している中で、展示会の開催は集客イベントとして大変大きな可能性があるのではないかと考えている。スカジャン割などと連携して、展示会やトークイベントなどを横須賀美術館で開催するなど、様々な手法を検討していきたいと考えている。
Q.スカジャンの生産拠点と連携するなど、市として職人の保護・育成に力を入れるべきではないでしょうか。
→市長「現在、市内で手縫いのスカジャンを作る人は年々減少していると聞いている。如何に伝統を守っていくか、検討していきたい。」
▼まとめ
スカジャンの発信強化やイベント開催、職人の保護・育成それぞれについて、こちらの提案をほぼ受け入れていただいた形の答弁となりました。
私は、スカジャンほどもったいない地域資源はないと思っています。来年度以降、スカジャンの魅力を伝える機会がさらに増えていくのではと非常に期待をしています。
私も政治家としてだけでなく、個人としてもスカジャンの魅力発信に力を入れていきます。