12/6(日)は横須賀市消防団の出初め式でした。僕は第三分団(三春町、大津町、根岸町など)に所属。今年で2度目の参加になりました。
近年火災の発生件数は減少傾向にあるものの、平成29年度は横須賀市・三浦市合わせて140件以上の火災が発生しており、残念ながら亡くなられた方も何名かいらっしゃるそうです。(出典:平成30年版消防年表 https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/7410/syoubou/nenpou/documents/nennpou.pdf)
横須賀は比較的災害の少ない街と思われますが、いつどのような災害が起こるかわかりません。僕は自身の経験からも、防災意識を高めるための取組はとても大切だと思っています。
僕は2016年の熊本地震のとき、会社員としてまさに熊本に出張しており、2度にわたる大きな地震を体験しました。
夜中、激しい縦揺れでベッドから落ちた僕は、そのまま転がり込むように机の下に身を隠しました。あちこちで何かが軋むんだり壊れる音や、誰かの悲鳴が聞こえてきました。余震が来るかもしれないと思うと、恐怖で机からしばらく出ることができず、仲間とSNSでやり取りして心を落ち着かせながら、なんとか避難所に辿り着くことができました。地震で死を感じたのは、あの時が初めてで、災害対策の必要性を身をもって感じました。
僕たちは地震の発生を止めることはできません。自然の力の前にただひれ伏すしかないような場面も、あるかもしれません。
しかし、そんな中でも助かる命は確かにあります。
地震が起きた時、机の下に隠れるというのは基本なことかもしれませんが、それも学校の避難訓練で勉強したからこそ、僕はあのときの地震で行動できたのだと思います。このような、一見当たり前と言われるような基本をしっかり積み上げていくことが防災については大切です。
各家庭単位での災害意識の向上については、その意味で、繰り返し伝えていく必要があるでしょうし、各地域単位での取組(避難所運営等)についても、災害発生時には行政と連携して迅速かつ適切に行動できるように力を入れていく必要があります。(拙い経験則ではありますが、まだまだこの辺りは、行政としても力を入れきれていない課題ではないかと思います。要勉強です。)
消防団の活動の話からだいぶ飛躍してしまいましたが、今日の出初め式を通して、市民の多くの方に、防災に対する意識を持ってもらえたらと思います。
この一年、皆さんが安全に毎日を過ごせますことを願っています。