子育て真っ最中の父親という「当事者」としても、若者の流出が進んでいる現状からしても、横須賀の子育て環境を如何により良くしていくかは、大きな課題です。
しかし、どのような悩みや問題を、子育て実践者がこの横須賀で感じているかという情報を集めるのは難しい。そこで、子育て団体を運営している何名かの方に、どのような課題を耳にするのかということを聞いて回っています。
今日は、追浜地区を中心に活動するoppapamamaile(オッパパママイル 通称オパイル)のみうらんさんにお話を伺ってきました!
(写真右が神馬さん)
追浜地区といえば、横須賀の中でも唯一人口が増えている街。みうらんさんも横須賀市に数年前に新しく移り住まれたということでした。現役のママとして子育ての大変さを痛感し、同じ地域で子育てを頑張っている人になんとか力になれないかと、インスタ上で地域の子育てに関する情報を発信しはじめたことがきっかけ。
追浜で子育てをしている多くのママ・パパとつながるイベントを開催し、追浜を盛り上げるためにさまざまな活動を展開しています。
そんなみうらんさんから聞いたお話や、他の子育て団体の運営者、私自身の感じる横須賀の子育て(主に未就学児)の課題を総合していくつか書くと…
1.子どもの遊び場が少ない
→特に、室内で年中・年長の子どもが元気いっぱい遊べる場所がない。雨の日だと特にそういう場所がないですよね、わざわざ横浜や海老名まで行っている家庭もあるとか。
2.子どもを一時的に預かってくれたり、家事の手伝いをしてくれるような人とのつながりが希薄
→ファミサポなど支援そのものはあるが、情報が必要な人に伝わっていなかったり、手続きが煩雑で、利用者が少ないと言われています。産後ドゥーラのような専門人材も市内に増えていってくれればと思います(産後ドゥーラについては→https://www.doulajapan.com)。
3.待機児童の問題
→言わずもがなですが、特に追浜の待機児童については、早急な対応が必要と感じています。私も地元で子どもを保育園に預けられるか心配で、妻といつもハラハラしながら過ごしていた日を思い出します(今は無事、保育園に通えています)。
4.子育て中のパパが集まれる場所がない
→子育ては女性がするものというイメージははるか昔であり、イクメンという言葉がもはや死語と言われるくらい、今や男性育児も当然のように進んでいます。一方で、そんな子育て中のパパが情報を共有したり、交流するような場が横須賀にはありません。ひとり親の中には、父親によるワンオペ育児も少なくないのではと思い、パパの情報共有できる場を作りたいという思いはあります。
5.公共交通における、ママ・パパへの配慮が希薄(な人が多い)
→子どもを抱える親に舌打ちをする人、マタニティマークをつけているのに電車やバスで席を譲らない人が散見されるとのこと。横須賀市に限った話ではもちろんないですが、子どもにやさしい街にしていくためにも、啓発は欠かせないなと思います。
ーーなどなど。
細かくなれば枚挙にいとまがない(あの施設の職員がダメダメだとか、あの施設の部屋の使い勝手が悪いとか)ですが、こうした一人ひとりの当事者が抱える悩みや問題について、解決につなげられるよう、課題として整理し、訴えていきたいと思っています。併せて、この分野については、私自身、市民団体を立ち上げて活動していくことも考えています(まだ想像の範囲内ですが)。
「横須賀の子育て課題」について、皆さんの感じるところをぜひ教えてください。