商店街活性化の鍵は

昨日(6/5(火))は横須賀市商工会議所主催のイベントに参加してきました。

タイトルは「よみがえれ横須賀!商業再生セミナー×まち元気交流会」。

今回講師として呼ばれたのは、宮崎県日南市の油津商店街を「再生」に貢献した木藤亮太さん。

「よそ者」として木藤さんが商店街に入り込み、見事4年間で25を超える新規出店、企業誘致を実現させ、全国から地方創生の好事例として、多くのメディアを通して知られています。この油津商店街の再生のストーリーを伺いながら、商店街再生、商業再生のエッセンスを勉強させてもらいました。

いくつか学んだことを備忘録的に。

▼いわゆるコンサルタントとして絵を描くのではなく、自ら出資した会社を立ち上げて、自らリスクをとって商売を始めたことで、周囲の人の賛同・共感を得ることができた。

商店街に必要なのは「たまり場」や「つなぎの場」。この街にしかないものでそういった場を作っていく。 (油津では、カフェと、「yotten」という多世代モールを作った)

▼店舗誘致にとどまらず、「起業家支援」の発想でお店をプロデュースする。

▼市として明確に目標を設定し、目標達成のために伴走的に関わり続ける。若者を積極的に登用し、若者がリスクをとって、挑戦することを支援する仕組みを盛り込む。

▼ガラス張りの店舗に、オープンな意思決定プロセス。内に閉じこもるのではなく常に開かれたコミュニケーションをとることによって信頼関係を醸成する。

etc.

必要なのは、木藤さんのように自らリスクをとって商店街を盛り上げようとする人の存在であり、そういう人を支援する民間・行政の存在。

木藤さんはよそ者ではありましたが、必ずしもよそ者でなければできない話かというとそうではないと思います。商店街の中で、強い強い課題意識を持ち、自らリスクをとる人が一人でもいれば、油津のような再生は、横須賀のどこの商店街にでもできるのではないか。

今の横須賀の商店街は、そこまで深刻ではないかもしれません。しかし、確実にシャッター化の流れは進んでいますし、将来を楽観視している人はいないと思います。担い手がいなくなってしまう前に、打つべき手を打つ必要があるのではないでしょうか。

私は政治活動をする人間として、より政治・行政が商店街活性化のために支援していける体制を整えていくことを、訴えていきたいと思っています。

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